車検の入庫を取りこぼさないために欠かせないのが車検案内です。このページでは、自動車整備工場・自動車販売店・鈑金工場が使える車検案内の例文・テンプレートを、はがき(DM)用の文面とSMS(ショートメッセージ)用の文面の両方でまとめました。案内を送る時期の考え方、案内文に必ず入れる項目、送っても反応が薄いときの見直し方も解説します。
SMSの例文をシーン別にまとめた自動車業界のSMS例文・テンプレート集もあわせてご覧ください。
車検案内はいつ送るのが正解か
自家用乗用車の車検は、新車の初回が3年、以降は2年ごとです。車検切れの車は公道を走行できないため、お客様は満了日までに必ずどこかで車検を受けます。どこで受けるかが決まる前に接触できているかが、入庫率を左右します。
実務でよく使われるのは、次の3段構えです。
- 満了日の2〜3か月前:車検案内はがき(DM)。見積りキャンペーンや早期予約特典を添えて、比較検討が始まる前に第一想起を取る。
- 満了日の1か月前:反応がなかった顧客にSMSまたは電話。「まだ間に合う」ことを伝える。
- 満了日の2週間前:最終リマインド。ここを逃すと他社に流れます。
2〜3か月前だけで終わらせると、案内は届いていても後回しにされ、そのまま忘れられます。1回目より2回目・3回目のほうが入庫に効くと考えて、フォローの回数を設計してください。フォローの手間を下げる手段としてSMSが有効です。
車検案内文に必ず入れる6項目
- 誰宛てか(お客様の氏名)
- どの車か(ナンバー・車種)— 複数台所有の家庭では必須です
- いつまでか(車検満了日)
- 何をしてほしいか(予約の連絡、来店、見積り依頼)
- 連絡先(電話番号。SMSならタップで発信できる形に)
- 店舗名(差出人が分からない案内は読まれません)
逆に、入れなくてよいのは長い時候のあいさつと会社案内です。車検案内は読み物ではなく通知なので、上の6項目を最短距離で伝えるほうが反応します。
車検案内はがき(DM)の文面テンプレート
テンプレート1:標準(満了2〜3か月前)
テンプレート2:早期予約特典つき
テンプレート3:他店で購入された車のお客様へ
車検案内SMSの例文テンプレート
はがきに反応がなかったお客様へのフォローは、SMSが向いています。携帯電話番号だけで届き、住所変更の影響を受けず、その日のうちに読まれるためです。SMSは全角70文字で1通と数えるため、下の例文には通数の目安を添えています。
SMS例文1:満了2か月前
約120文字:2通
SMS例文2:満了1か月前(未予約のお客様へ)
約115文字:2通
SMS例文3:満了2週間前の最終リマインド
約100文字:2通
SMS例文4:予約日の前日リマインド
約125文字:2通
車検案内の反応が薄いときの見直し方
1. 宛先データが古い
案内が届いていない可能性を先に潰します。はがきが宛先不明で戻ってくる、電話が使われていない——こうした顧客が2割混ざっていれば、施策以前の問題です。SMSは送信結果を確認できるので、古い顧客台帳のクリーニングにも使えます。
2. 送るタイミングが遅い
満了1か月前に1回だけ送るのでは、すでに他店で予約済みという顧客が出ます。2〜3か月前の1回目を確実に打ってください。
3. 何をしてほしいのかが書かれていない
「車検の時期です」で終わっている案内は動きを生みません。電話してほしいのか、来店してほしいのか、見積りを依頼してほしいのかを1つに絞って書きます。
4. 価格や特典の記載がない
お客様は他店と比較します。基本料金の目安、代車無料、土日対応など、比較の材料になる情報を1つは入れてください。
5. 手作業のため回数を増やせない
これが一番多い原因です。宛名を1件ずつ手打ちしていると、2回目・3回目のフォローが物理的にできません。SMS一括送信・SMS配信サービスや、顧客抽出と連動した整備システムを使って、送る作業そのものを軽くする必要があります。
車検案内をSMSで送るときの法律上の注意
車検満了日のお知らせや予約リマインドのような、すでに取引のあるお客様への事務連絡は広告宣伝を目的とするものではありません。一方でクーポンやキャンペーンの告知を含むSMSは「特定電子メール法」の対象となり、事前の同意(オプトイン)、送信者名の表示、受信拒否の通知先の明示が求められます。入庫受付時に「車検や点検のご案内をSMSでお送りしてもよろしいですか」と確認し、記録を顧客台帳に残しておくのが確実です。詳しくはSMS例文・テンプレート集の解説をご覧ください。
