見積もり送付・部品入荷・作業日調整の連絡SMS例文|金額の書き方と承認の取り方
修理や板金の仕事は、見積もりを出してから作業に入るまでの連絡が多い仕事です。見積もりができた、承認をもらいたい、部品が入った、作業日を決めたい、部品が遅れている。どれも電話で伝えてきた用件です。ところが、お客様が出られずに何度もかけ直すことになりがちです。この記事では、見積もり送付から作業日の調整までをSMSで進めるための例文を、場面ごとに紹介します。金額をSMSに書くときの注意と、作業の承認を記録に残す取り方もあわせて整理しました。例文の文字数は改行も1文字として数え、全角70文字以内を1通、それを超えるものは67文字ごとに1通として通数を添えています。
見積もり・部品入荷の連絡をSMSで送る場面
見積もりから作業までの連絡は、SMSに向くものと電話に向くものに分かれます。決まった事実を伝えるだけならSMS、お客様に判断してもらう必要があるなら電話かSMSのあとに電話、と考えると迷いません。線引きは単純です。
| 場面 | SMSで送る内容 | 電話を足したほうがよい場合 |
|---|---|---|
| 見積もりができた | 見積もり完了の知らせと説明の希望日時 | 金額が事前の想定より大きく上回るとき |
| 作業の承認をもらう | 承認の方法と返事の期限 | 作業内容の選択肢が複数あるとき |
| 部品が入荷した | 入荷の知らせと作業日の候補 | ほとんど不要 |
| 作業日を決める | 候補日と返事の方法 | 候補日が全部合わないとき |
| 部品が遅れる | 遅れの事実と新しい見込み | 代車の延長や予定の変更が絡むとき |
SMSの良さは、お客様の都合のよいときに読まれ、内容が文字で残ることです。たとえば作業日。部品の型番。こうした聞き間違いが起きやすい情報ほどSMSが役に立ちます。逆に、金額の大きな変更や作業の選択肢の説明は、文字だけでは伝わりきりません。SMSで用件を知らせ、詳しい話は電話で。この順番が扱いやすい形です。
見積もり・入荷の連絡はSMSと電話を使い分ける
見積もりから作業までの連絡は、事実を伝えるだけならSMS、判断を求めるなら電話を組み合わせるのが基本です。部品の入荷や作業日の候補、見積もりができたという知らせは、SMSで送ればお客様の都合のよいときに読まれ、日付や型番が文字で残ります。聞き間違いが起きやすい情報ほど、文字で送る意味があります。一方、金額が想定を大きく超えたときや、修理と交換のように作業内容を選んでもらうときは、文字だけでは理由が伝わりません。この場合はSMSで「ご説明のお電話をしてもよい時間」を聞き、電話で説明します。お客様が電話に出られない時間帯に何度もかけ直す手間も、これで減らせます。
見積もり送付の連絡SMS例文
見積もりの連絡は、金額をSMSに書くかどうかで文面が変わります。書かない場合は、説明の時間をもらう連絡にします。書く場合は、税込みの合計と見積もりの有効期限をそろえます。これが基本です。〇〇の部分は自店の情報に置き換えてください。
例文1:見積もり完了と説明の時間の確認(1通)約55文字
【〇〇自動車】〇〇様
お見積もりができました。ご説明のお電話をしたいので、ご都合のよい時間をお知らせください。
例文2:税込みの合計と有効期限を書く場合(2通)約100文字
【〇〇自動車】〇〇様
〇〇(車種)の修理のお見積もりは、税込〇〇,〇〇〇円です。
内訳は書面でお渡しします。有効期限は〇月〇日までです。
ご不明な点はお電話ください。
TEL 0X-XXXX-XXXX
例文3:板金修理で、交換と修理の2案があるとき(2通)約95文字
【〇〇自動車】〇〇様
お見積もりができました。部品交換と板金修理の2通りがあり、費用と日数が異なります。
ご説明のお電話をしてもよい時間をお知らせください。
TEL 0X-XXXX-XXXX
例文3のように選択肢がある場合は、SMSで金額を並べないほうが誤解を生みません。交換と修理では仕上がりや日数が違うため、金額だけを比べて選ばれると、あとで「思っていたのと違う」となりやすいからです。説明は声で。
見積もり送付のSMSは説明の時間をもらう連絡にする
見積もり送付のSMSは、金額を知らせることより、説明の時間をもらうことを目的にすると行き違いが減ります。「お見積もりができました。ご説明のお電話をしたいので、ご都合のよい時間をお知らせください」という1通で、お客様は都合のよい時間を返すだけで済みます。金額を書くなら、税込みの合計、内訳は書面で渡すこと、見積もりの有効期限の3つを同じ通に入れます。合計だけが独り歩きすると、部品代や工賃の内訳を聞かれたときに説明が後手に回ります。板金修理で部品交換と修理の2案がある場合は、金額を並べると安いほうだけで選ばれがちなので、SMSでは「2通りあります」と伝えて電話で説明します。
金額をSMSに書くときの注意
SMSに金額を書く場合、気をつけたいのは3つです。税込みか税抜きか、内訳の扱い、そして送り先の確認です。順に見ていきます。
1つ目は税の表示。国税庁は、事業者が消費者に対してあらかじめ表示する価格について、税込価格の表示(総額表示)を求めています。店頭やチラシに出す料金がこれにあたります。個別の見積もりの連絡でも、店頭やチラシと同じく税込みで書いておけば、お客様が支払うときの金額と食い違いません。税抜きで書くなら「税抜」と必ず明記します。
2つ目は内訳。SMSは1通70文字が基本で、長文にしても数十行の内訳を並べるのには向きません。合計だけを書きます。内訳は書面や来店時の説明に回します。3つ目は送り先。見積もりの金額は、他人に見られたくない情報です。番号の打ち間違いで別の人に届けば、車の状態と金額が知らない人に伝わります。怖いのは誤送信です。手入力の番号に送る前に、顧客台帳の番号と照らし合わせる手順を決めておいてください。
| 注意すること | 理由 | SMSでの書き方 |
|---|---|---|
| 税込みで書く | 支払う金額と一致させる | 「税込〇〇,〇〇〇円」 |
| 内訳は書面へ | SMSは長い表に向かない | 「内訳は書面でお渡しします」 |
| 有効期限を入れる | 部品価格の変動に備える | 「有効期限は〇月〇日まで」 |
| 送り先を照合する | 誤送信で金額が他人に伝わる | 台帳の番号から送る |
SMSに見積もり金額を書くなら税込みと有効期限をそろえる
SMSで見積もり金額を伝えるときは、税込みの合計、内訳の扱い、有効期限、送り先の照合の4つをそろえます。国税庁は、事業者が消費者にあらかじめ表示する価格について税込価格の表示(総額表示)を求めており、店頭やチラシの料金は税込みで表示されています。見積もりの連絡でも税込みで書けば、支払い時の金額と食い違いません。税抜きで書く場合は「税抜」を明記します。SMSは1通全角70文字が基本で、内訳を並べるのに向かないため、合計だけを書いて内訳は書面で渡します。部品価格が変わることに備えて有効期限も入れます。金額は他人に見られたくない情報なので、手入力の番号には送らず、顧客台帳の番号から送る手順にしておくと誤送信を防げます。
作業の承認をSMSで取るときの手順と例文
見積もりの承認をSMSの返信でもらう方法があります。電話の「お願いします」は記録に残りませんが、SMSの返信なら日時と文面が残ります。ただし、返信を受け取れる仕組みで送っていることが前提です。ここは要注意です。配信の方式によっては、お客様が返信しても店に届かない場合があります。
- 見積もりの内容を書面か電話で説明する
- 承認の方法と期限をSMSで送る(「お願いします」とご返信ください、など)
- 返信を受けたら、作業開始の確認をSMSで返す
- 返信の日時と文面を、顧客台帳や作業指示書に記録する
例文4:承認の返信をお願いする連絡(2通)約75文字
【〇〇自動車】〇〇様
ご説明した内容で作業を進めてよろしければ、「お願いします」とご返信ください。〇日〇時までにご返信いただければ、〇日に着手します。
例文5:承認を受けたあとの確認(1通)約49文字
【〇〇自動車】〇〇様
ご返信ありがとうございます。〇日から作業に入ります。完了の見込みは〇日です。
承認のあとに追加の不具合が見つかることもあります。その場合は作業を止めます。追加分だけ、改めて承認をもらいます。最初の承認の範囲を超えて作業を進めると、支払いの段階で話がこじれます。止めて、聞く。それだけです。
SMSの返信で作業の承認を取るなら記録まで決めておく
作業の承認をSMSの返信でもらうと、電話の口頭承認と違って、日時と文面が記録として残ります。手順は4段階です。まず見積もりの内容を書面か電話で説明し、次に承認の方法と期限をSMSで送ります。たとえば「〇日〇時までに『お願いします』とご返信ください」と書きます。返信を受けたら作業開始と完了の見込みを返し、最後に返信の日時と文面を顧客台帳や作業指示書に写します。前提として、返信を受け取れる仕組みで送っているかを確かめてください。作業中に追加の不具合が見つかったら、その分だけ改めて承認をもらいます。最初の承認の範囲を超えて作業を進めると、精算のときにお客様と食い違います。
部品入荷・作業日調整の連絡SMS例文
部品の入荷連絡は、そのまま作業日の調整につなげると往復が減ります。候補日を2〜3つ示して選んでもらう形にすると、お客様は番号を返すだけで済みます。往復は1回です。
例文6:部品入荷と候補日の提示(2通)約107文字
【〇〇自動車】〇〇様
ご注文の部品が届きました。作業日は次からお選びください。
1)〇日(〇)午前
2)〇日(〇)午後
3)〇日(〇)終日
番号をご返信いただくか、お電話ください。
TEL 0X-XXXX-XXXX
例文7:作業日の確定連絡(1通)約41文字
【〇〇自動車】〇〇様
作業日は〇月〇日〇時に決まりました。所要時間は約〇時間です。
例文8:取り寄せタイヤ・カー用品の入荷(1通)約61文字
【〇〇自動車】〇〇様
お取り寄せの〇〇が入荷しました。取り付けのご予約はお電話でどうぞ。
TEL 0X-XXXX-XXXX
念押しも有効です。確定した作業日の前日には、もう一度短いSMSを送ると来店忘れを防げます。前日の文面は予約・入庫日の前日リマインドSMSの例文にまとめています。
部品の遅れ・納期変更を伝える連絡SMS例文
部品の遅れは、分かった時点ですぐに伝えます。翌日に回しません。待っているお客様にとって、遅れそのものより、知らされずに約束の日が過ぎることのほうが不満につながります。見込みが立たなくても同じです。新しい見込みが分からないときも、「分かり次第お知らせします」と書いて一度連絡を入れます。
例文9:部品の到着が遅れるとき(2通)約80文字
【〇〇自動車】〇〇様
ご注文の部品の到着が遅れており、作業開始が〇日以降になる見込みです。ご迷惑をおかけし申し訳ありません。新しい日程が決まり次第ご連絡します。
例文10:代車の延長を伴う連絡(2通)約85文字
【〇〇自動車】〇〇様
部品の遅れにより、お車のお渡しが〇日になる見込みです。代車はそのままお使いください。ご不便があればお電話ください。
TEL 0X-XXXX-XXXX
作業が終わったら、完了とお引き取りの連絡に移ります。その文面は納車・修理完了・お引き取りの連絡SMSの例文で紹介しています。連絡の多くはSMSで済みますが、店名と連絡先の入れ方がまちまちだと、お客様は詐欺のメッセージと見分けにくくなります。送り方の基本は詐欺SMSと間違われない送り方も参考にしてください。
整備システムから見積もり・入荷の連絡を送る方法
見積もりや入荷の連絡は、預かっている車の情報を見ながら送るものです。顧客台帳と別の端末で送っていると、番号の打ち間違いや、別のお客様への誤送信が起こりやすくなります。台帳の画面からそのまま送れる形にしておくと、照合の手間がなくなります。
整備システム・整備ソフト DREAM POWER では、オプションのSMS配信機能を使うと、照会画面から特定のお客様へSMSを送れます。照会画面に表示されているお客様の番号へ送るため、宛先を手で打つ必要がありません。料金や契約の形は整備システム・整備ソフト DREAM POWERの本体ページか資料請求でご確認ください。文面が長くなりがちな連絡は、SMSの文字数と通数の数え方で通数の目安を確かめておくと安心です。
よくある質問
- 見積もり金額をSMSで送っても問題ありませんか?
- 送ること自体は問題ありません。税込みの合計、内訳は書面で渡すこと、有効期限をそろえて書き、送り先は顧客台帳の番号と照合してください。金額が想定より大きく上回るときは電話で説明します。
- SMSの返信で作業の承認をもらってもよいですか?
- 構いません。返信を受け取れる仕組みで送っていれば、記録が残る分、電話の口頭承認より行き違いが減ります。返信の日時と文面を作業指示書などに写しておいてください。
- 部品の入荷が遅れるときはいつ連絡すべきですか?
- すぐです。遅れが分かった時点で連絡します。新しい見込みが分からなくても、「分かり次第お知らせします」と一度伝えておくと、お客様は予定を立て直せます。
- 整備システム リースなしで、SMSの連絡まで使える製品はありますか?
- 整備システム・整備ソフト DREAM POWER はサブスクで提供されており、オプションでSMS配信機能を追加できます。料金や契約の形は本体ページか資料請求でご確認ください。
- 見積もりの連絡に作業の写真を付けられますか?
- できません。SMSは文字だけのメッセージなので、画像は送れない仕組みです。写真で説明したい場合は、来店時に見せるか、別の手段で送る方法を店で決めておきます。
出典・参考資料
- 国税庁「No.6902 「総額表示」の義務付け」
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shohi/6902.htm - NTTドコモ「ショートメッセージサービス(SMS) ご注意事項」
https://www.docomo.ne.jp/service/sms/notice/ - 整備システム・整備ソフト DREAM POWER SMS配信・ハガキ発送代行の資料(日本カーネット提供資料)
記載内容は2026年10月8日時点で公表資料を確認したものです。例文は自社の状況に合わせて書き換えてお使いください。
車検・点検のSMSを、顧客リストからそのまま一斉送信
整備システム・整備ソフト DREAM POWER なら、車検・点検の案内対象として抽出した顧客に、宛名リストを作り直さずSMSを一斉送信できます。車検案内ハガキの発送代行や、配信・発送の自動化にも対応。料金は整備システム・整備ソフト DREAM POWER の案内ページか資料請求でご確認ください。
お電話:03-5256-7877平日 9:00〜12:00・13:00〜18:00









